館長ブログ

　一回表ベースボールブックサロンに展示しているものの一つに、2014年にマッシー村上さんのメジャーリーグデビュー50周年記念のパーティーが今は無き恵比寿のMLB公認カフェであり、知人に誘われ行った時に頂いたものがあります。

　マッシー村上さん=村上雅則さん、山梨に生まれ高校は田丸監督率いる黄金時代の法政二高入学、当時法政二高は元巨人の柴田投手(大鳥中)が夏春連覇を遂げ、入学時は200人の同級生が野球部に入ったほど凄まじい競争の中、3年時にはエースとなるも食中毒に罹ったこともあり甲子園には届かなかったのです。

　その後、高校在学中に南海ホークス鶴岡監督の説得もあり、南海に入団2年目のキャンプ時にアメリカ行きを球団から命ぜられ、ジャイアンツ傘下マイナーリーグに野球留学したところから紆余曲折あるも、日本人最初のメジャーリーガーとして、5勝1敗9セーブを収めるに至ったのです。

　パーティーには、法政二高先輩の柴田勲さん、南海時代後輩の江本孟紀さんや元コミッショーナー、法政二高時代の同級生も大勢来場し華々しく行われました。

　PS そういえば以前、中華街(俥)で客待ち時に、謝甜記で行列に並ぶエモやんを見かけたこともありました。

　当ベースボールブックサロンにはドカベン他、野球マンガも所蔵してますが、沖縄のろう者が甲子園を目指した「遥かなる甲子園」は涙なくして読めないものでした。

　時は昭和39年アメリカだった沖縄、この時期アメリカに風疹が大流行、米軍の居留する沖縄にも風疹は猛威をふるい、その結果、風疹に罹患した妊婦から風疹障害児が沖縄に500名近くも誕生し、その殆どが聴覚障害児だったのです。

　当館入口に展示している王貞治さんのポスター、これは50年ほど前に週刊少年ジャンプの懸賞で頂いたものです。子供の頃はよく巨人ファンであった父親に連れられ川崎球場へ、レフトスタンドから王さんのホームランを見ていたこともあり、昔から王さん関連のこのポスターや新聞記事を集めてましたが、5年前にお会いし王さんと共通の方(故人)のお話しが出来た時は感動しました。

　台湾系なので中華街にも知人が多く、世界新756号の時には祝福の爆竹が鳴り響いたり、早実からプロ野球入団時に親族会議をしたのが横浜(横浜駅西口、今はなき中華,五十番)だったりと、横浜に縁がある王さんには是非当館に足を運んで貰いたいなぁ〜と思っています。

　その前にこのポスター、念願の「なんでも鑑定団」に出してみるかな…