館長ブログ

2024年10月

2024.10.29

私の大好物、関東大会準々決勝~センバツ当確おめでとう、横浜高校!

 26日より始まった高校野球秋季大会。保土ヶ谷・等々力球場の2会場で1回戦が始まり、28日(月)は春のセンバツ出場を当確にする準々決勝観戦。珍しく、各県大会優勝校全てが準々決勝進出となりました。今回の関東大会は神奈川県開催の為、横浜高校、東海大相模、平塚学園の3校が出場でしたが、サガミとヒラガクは一回戦敗退でした。以下、3校の試合内容です。

 1回戦から登場の東海大相模(第2代表)の相手は秋に強いチームを作ってくる山梨学院(山梨第1代表)。先行されたサガミが9回に追いつくも、延長タイブレークでのバントの成否が勝負の分かれ道に! 決められないサガミは惜しくも敗れ、今夏に続く甲子園出場は絶望的。又、6投手を注ぎ込んだ山梨学院監督曰く、2巡目3巡目に捕まらない為に細かい継投をしたと、勝ちへの執念を感じました。サガミ5-6x山梨学院

 同じく1回戦登場の平塚学園(第3代表)は佐野日大(栃木第1代表)と対戦、ヒラガク7回に追いつくも、佐野日大投打の主軸の活躍で8回に勝ち越し逃げ切りました。ヒラガク、負けたとはいえ第1代表相手に一度は追いつき、又安打数でも上回ったこの試合を糧に来年に向け頑張って欲しいと思います。ヒラガク5-6佐野日大

 そして、神奈川県優勝?第1代表となり、1回勝てば来春のセンバツが当確となる横浜高校。相手は1回戦で帝京第三(山梨第2代表)をコールドで下した、東農大二(群馬第2代表)。5回まで息詰まる投手戦も、6回裏横高2点先制! 先発スーパー1年生の織田君が2安打完封勝ちで、見事来春のセンバツ当確を手中にしました。

 試合中、後ろにいた横高OBらしき人と会話していた輩が「まだメキシコでやってます」と会話してたのは、後ろ姿からして乙坂君でしたね。まだまだメキシコで頑張るみたいです。異国での活躍に期待したいですね!

2024.10.22

ベースボールミュージアム巡り<その1>~南砺バットミュージアム

 当ベースボールブックサロンを始めるにあたり、十数年前から全国の野球博物館やベースボールミュージアムを見て回ってきたものを順次紹介します。最初は北陸富山、高岡からJR城端線に乗り約40分の山あいの地、福光にある『南砺(なんと)バットミュージアム』。

 ここ福光は明治時代に名古屋で木工技術を習得した波多栄吉氏が、大正11年よりバットやスキー板、卓球台等の製作を始め、戦後は大リーガー向けとしてアメリカにも多く輸出し、戦後復興の貴重な外貨獲得に貢献。最盛期は木製バット国内生産の70%を占めバットの町福光として名をはせてきました。

 その南砺バットミュージアム、福光の駅から徒歩10分足らずの所、訪ねると開いておらず、3軒隣りの酒屋までとのこと。すると、ミュージアムを運営している館長を兼ねた酒屋店主が付きっきりで案内してくれました。館内に展示してあるバットは選手が、注文の為送ってきた見本や型見本が大半を占めています。

 又、今でも数ヶ所残る工場の中には見学可能な工場もあるので、行かれる場合はその情報も探ってからをお勧めします。尚、バットミュージアム、バット工場で写した写真を当ブックサロンに一枚のボードに纏めて展示してます。

 尚、この館長(酒屋の店主)の同級生が横浜(黄金町)で居酒屋を営んでいるとのことで、数回お邪魔してましたが、残念ながらコロナ禍に閉めてしまったのは残念でした。

2024.10.15

ろう者が目指した野球〜遥かなる甲子園

 当ベースボールブックサロンにはドカベン他、野球マンガも所蔵してますが、沖縄のろう者が甲子園を目指した「遥かなる甲子園」は涙なくして読めないものでした。

 時は昭和39年アメリカだった沖縄、この時期アメリカに風疹が大流行、米軍の居留する沖縄にも風疹は猛威をふるい、その結果、風疹に罹患した妊婦から風疹障害児が沖縄に500名近くも誕生し、その殆どが聴覚障害児だったのです。

 その中の少年が、近所の兄さんが甲子園出場したことに影響を受け、甲子園を目指そうとするも、少年野球チームは受け入れてくれない、進学した聾学校では日本学生野球憲章の規定により、硬式野球部を作っても甲子園を目指せない(予選に出れない)中、生徒と先生が数々の壁を乗り越え、念願叶って三年生時には沖縄県予選に出場した【沖縄県立北城ろう学校】がモデルとなった物語です。

 作中、手話も多く登場しますが、野球で監督コーチが使うサインも基は手話がベースになったという説もあるようです。これは別機会に調べてみようかと思います。又、映画版もあるみたいなので、いつか観てみたいです。

2024.10.08

私の大好物、関東大会に向けて

 神奈川県高校野球秋季大会が雨の為順延、好天の横浜スタジアムで決勝&3位決定戦を観戦。


 今回の関東大会は神奈川県開催の為三校出場となり、優勝校は関東大会でのシード権を獲得し、春の選抜高校野球出場に近づくので、観る方も熱くなりました。

 第一試合【3位決定戦 平塚学園×横浜隼人】前半を3-3の接戦で終え、迎えた7回スクイズで勝ち越し点をもぎ取った横浜隼人、エース白鳥君を準決勝で早々に交代し温存した水谷監督采配に分があった、かと思いきや8回平塚学園連打で再々々逆転、9回にもダメ押しを加えた平塚学園が関東大会出場を決めました。

 第二試合【決勝戦 横浜高校×東海大相模】一回横浜高校為永君、ソロホームランで先制! 二回、五回にも追加点を奪い戦況優位に、東海大相模六回に2点返したところで横浜高校はエース奥村君登場で逃げ切り見事に優勝!!  東海大相模は夏の甲子園に出ていたことでチーム作りも遅れていたのか、バッテリーミスも多く残念な所もありましたが全体的には好ゲームでした。

 横浜高校、東海大相模、平塚学園の三校には関東大海で溺れることなく勝ち上がり、念願の神奈川代表3チームを果たして貰いたいと思います。

 10/26から始まる関東大会には甲子園常連校や、近い将来プロ野球で活躍しそうな選手も多く出て来るので、高校野球ファンには見応え多い大会となります。

一回表ベースボール・ブックサロン
横濱ベースボールミュージアム
〒231-0023
横浜市中区山下町220-1 新徳永ビル2F 202
TEL. 070-2230-5589 

Copyright (C) YBM All Rights Reserved.